世界的な金融不安にランドも…
投信情報サービス会社リッパーによると、9月に新規設定された公募投信は計43本、設定金額は1416億3600万円で前月に比べ本数は増えたものの金額は減少した。
世界的な金融不安で「個人投資家の投資意欲が減退し、資金の流れが止まっている」(三井住友アセットマネジメント)状態で、大半が小粒の設定にとどまった。
また、AIGインベストメンツの「AIG南アフリカ・ランド債券投信(毎月分配型/年2回決算型)」や岡三アセットマネジメントの「百十四 リスク軽減型株価指数参照ファンド08─09(愛称:みのりの詩)」など設定予定日直前に取り止めになる投信が9月だけで5本に上った。金融市場の不透明感や募集金額が目標を下回ったことなどが理由だが、ひと月に5本もの投信設定が中止になるのは異例。米リーマン・ブラザーズ
9月に設定されたファンドの中で最も多くの資金を集めたのは、国際投信投資顧問の「グローバルETFオープン」で設定額は270億7800万円。2位は三菱UFJ投信の「MAXIS トピックス・コア30上場投信」で264億5400万円、3位も同社の「条件付株価参照ファンド08─09/40型(愛称:プリミエロ2/40型)」で117億8100万円だった。残り40本はすべて設定額が100億円以下だった。
設定時に定めた株価水準を下回らない限り、元本が保証される「リスク限定型投信」の設定も多かったが、9月の急激な株価下落を受け「(設定時に定めた株価である)ノックイン価格を下回ったファンドが今年3月以来、約半年ぶりに発生した」(中央三井アセットマネジメント)こともあり、流入額は低調だった。リスク限定型投信は相場環境の悪化で早期償還するケースが減っており、「乗り換えサイクルが長期化していることも需要が縮小している要因の一つ」(同社)という。
10月については1日時点で22本の新規設定が予定されている。


